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教師をやっていてよかったと思う瞬間

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皆様お久しぶりです。そしてはじめましての皆様こんにちは。私、ジョージ先生(@GeorgeSAteacher)と申します。


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今回のテーマは『教師をやっていて良かったと思う瞬間』です。

早速本題に入っていこうかと思います。

私は教師を始めて9年ほどが経つのですが、今までにたくさん教師をやっていて良かったなと思う瞬間がありました。

この記事を読んで少しでも学校の先生に興味を持ったり、学校の先生をやってみたいと思う人が増えれば幸いです。

それでは教師をやっていて良かったと思う瞬間をいくつか紹介していきましょう!

まず1つ目は生徒の努力が実った瞬間を実ったのを目の当たりにした瞬間です。

生徒たちは日々努力をしています。

勉強だったり、部活動だったり、様々な場面において努力をしている生徒がたくさんいるのですが、そういった生徒が大学入試に合格したり、大事な大会で勝利をつかむことができた瞬間に立ち会った時は自分事のように嬉しく感じます。

そしてこのような時に教師をやっていて良かったなと思います。

学校の先生は生徒たちの様子を1番間近で見ている存在です。

生徒たちの親よりも、生徒のことを見ている時間は長いのです。

そういった努力している姿を見ているからこそ、その努力が実った瞬間を心から嬉しく感じるのです。

私は以前、ある生徒の部活動の引退試合で涙したことがあります。

その生徒は競技未経験で1年生の時に入部をしました。同期生は全員競技経験者で、その生徒は1人だけ大幅に遅れをとっている状況から部活動をスタートしていきました。

その生徒は入部してから、誰よりも熱心に練習に取り組んでいました。

ですが、どれだけ熱心に練習をしていても、競技未経験でスタートしている分、どうしても試合での勝ち星にはつながらない日々を過ごしていきました。

1年生、2年生での大会成績は0勝8敗。

練習試合も含めたら50敗くらいしたかもしれません。

そんな状況で彼も高校3年生となりました。

最後の大会、最後の試合です。彼の引退試合では部の全員が応援に駆けつけてくれました。

部員も彼がひたむきに努力をしている姿を見てきているのです。

この選手に1勝を持ち帰らせてあげたい。全員がそう思い、応援にも熱が入ります。

みんなの応援の様子を見ていて、私は涙が止まりませんでした。

この熱量を産んだのは間違いなく、彼の今までの行動です。

スポーツの世界は厳しいものです。

結果が求められる世界です。

学生にとっても部活動で初めての挫折を味わう人は少なくないでしょう。

そんな厳しいスポーツの世界でも1人1人に物語があります。

私はこの生徒が紡いでいった物語に感動をしたのです。

そんな最後の引退試合、まわりの応援も後押しして、彼は見事1回戦を勝利することができました。

このような感動体験は他の仕事ではなかなか味わうことはできないでしょう。

また熱心に勉強に取り組んでいたとある生徒の姿もとても印象に残っています。

この子は3年生になってから希望の大学に合格するために始業チャイムの1時間前に登校し、誰もいない教室で集中して勉強に取り組んでいました。

私もちょうど、その生徒が教室に入る時間に出勤をしていたので、一緒に教室で勉強をすることにしたのです。

おそらく365日中200日くらいは同じ時間、同じ空間で勉強に取り組んでいたと思います。

私はその生徒の頑張りを間近で見ていたので確信していました。その生徒が第1希望の大学に合格できると。

そして試験を迎え、その生徒は見事、合格を果たすことができました。

先ほど合格を確信していると言いましたが、なんやかんや合格の通知が出るまでは生徒と同じように心臓バクバクで合否発表を迎えたのを今でも覚えていますし、合格の通知を見て嬉しさと安堵が入り混じったなんとも形容しがたい気持ちになったのを覚えています。

そして合格したあと、その生徒から「毎朝一緒に教室で勉強をしてくれてありがとうございました」と感謝の言葉をいただきました。

1人だけでは継続できなかった、先生の存在が大きかったと心中を打ち明けてくれました。

そんなん言われたら当然泣きますよね。笑

この感動も他の仕事ではなかなか味わえないものなのかもしれませんね。

生徒の在学中にこういった感動的なエピソードを体感できるのも大きな魅力なのですが、実は私が密かに楽しみにしている瞬間があります。

それが卒業生との交流です。

在学中は先生と生徒の関係です。

もちろん卒業後もその関係性は変わりません。

ですが、卒業を機に、不思議と先生と生徒の距離感はグッと近いものになると私は感じています。

在学中は先生と生徒との間に1枚の壁があり、その壁越しに対話をしているような感覚があります。

この壁は先生側と生徒側の双方向の力でできているものなのでしょう。

ですが、この見えない壁も卒業式を終えたタイミングでなぜか取り払われてしまうのです。

卒業した後に学校に遊びに来る卒業生は、在学中よりもどこかフレンドリーな感じで接してくる場合がほとんどですし、先生たちもそのフレンドリーさを心地よく受け入れることができます。

在学中だとこの距離感にはならなかったのに不思議なものですよね。

私は心の壁が取り払われた卒業生たちと気さくに昔話をする時間が大好きです。

昔の教え子たちと生産性のない、たわいもない会話をする時間を幸せに感じるんですよね。

私にはありがたいことに今でも交流のある卒業生がたくさんいます。

これからの彼らの成長も楽しみにしていきたいですね。

学校の先生は大変なことも多いですが、やっていてよかったと思える瞬間もたくさんあります。

学校での思い出は何も生徒たちだけのものではありません。

その瞬間1つ1つが先生たちの思い出にも刻まれていくのです。

人を育てる仕事であり、人に影響を与える仕事。

それが教師です。

9年経った今でも、教職は私にとって非常に魅力的な仕事であり続けています。

これからも生徒との思い出を大切にしながらたくさんの生徒に良い影響を与え続けていけるように頑張っていこうと思います。

これで今日の投稿は以上となります。また次の投稿も楽しみにしててください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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