みなさんこんにちは。本日から地理総合の解説をスタートしていきます!
今回のテーマは『地球の基礎的知識の確認』です。
早速本題に入っていこうかと思います
それでは今日も結論から参りましょう!
太陽の光が当たるか当たらないかが大きく影響を及ぼす
それでは詳細について解説していきます!
緯度と経度について
みなさんは緯度とか経度って語句を聞いたことはありますでしょうか?
おそらく一度くらいは聞いたことある語句だと思います。
この緯度と経度ってそもそもなんなの?って話ですけど私なりの解釈で言うと緯度と経度は『地球における住所』の役割を担っていると考えております!
コメント 地球上でアメリカってどこにあるのって聞かれたらなんて答えますか?
カナダの南側にある国って言ったとしても、じゃあカナダってどこ?ってなりますよね。
こうならないように地球上で南北に走る緯線と東西に走る経線が存在するのです。
緯線と経線の存在により、日本は東経135度、北緯35度付近の位置にある国だと明確に答えることができるのです。
以下にまとめておきます。
・緯度とは南北の位置を表す座標のこと
・経度とは東西の位置を表す座標のこと
緯度と経線が地球上の住所を表すことは理解できたでしょうか?
それでは緯度の基準となる赤道について話をしていきたいと思います。
赤道とは
地球は太陽の周りを自転(地球自体が回る)しながら公転(地球が太陽の周りで円運動を起こす)しています。
これにより、地球に太陽の光が当たり、昼が生まれるのです。
この時、地球が太陽を通った跡が赤道です。
太陽って赤いじゃないですか?地球が赤い太陽を通った跡だから赤道というのです。
そしてこの赤道は地理を考えていく上で大事なポイントになります。
赤道が大事だといえる理由を2つ挙げたいと思います。
緯度(0度)の基準となる線だから
先ほど、緯度と経度の話をしました。
その2つのうちの緯度は赤道を0度として北と南でそれぞれ何度と決まっています。(赤道から北を北緯とし、赤道から南を南緯とします。)
ですので赤道は緯度の基準となる線であるといえるのです。
しっかりと頭に入れておいてくださいね。
赤道付近の気候は特徴的
先ほど、赤道とは太陽が地球の周りを通った時にできる跡のことだと説明をしました。
では太陽光が当たることへの環境の影響はどのようなことが挙げられるでしょう?
ポイントは2つあります。
赤道付近は暑い&雨が降りやすい
まず赤道付近は『暑い』国が多いです。
代表的な国で言うと、シンガポールが挙げられます。
シンガポールは近年、本当に栄えている国で栄えスポットがたくさんある国なのですが、いかんせん年中、蒸し暑いのが難点の国です。
私も大学生の時にシンガポールに旅行に行ったのですが、空港から降りた瞬間に「暑っ」と思った記憶があります。
まぁ太陽光が直撃していると考えれば暑くなるのは容易に想像できますよね。
ですので赤道付近は太陽光が直撃するため、とにかく暑いと覚えておいてください。
そして2つ目の特徴が『雨が降りやすい』という点です。
なぜ赤道付近は雨が降りやすいか、みなさんわかりますか?
先ほど、赤道付近は太陽光が直撃する場所だと説明をしました。
それでは連想してください。
太陽光が当たるということは、、、、
その分、地面や海水面が温まるということ。
地面や海水面が温まるとどうなるかというと、、、、、、、
地面や海水の水が蒸発して水蒸気(気体)になる
水(液体)から水蒸気(気体)になると、、、、、、
質量の軽い水蒸気が風に乗って上昇していく。(上昇気流)
空気が上昇していくと、、、、、、
上空は冷えるので上昇した水蒸気が水を含むようになる
(氷水で冷やされたコップの周りに水滴がつくのと同じ原理)
上昇した水蒸気が水分を含むようになると、、、、
雲が発生し、雨が降る
上空にて冷えた空気が水粒子となり、それらが集合したものがものが雲となる
理解できたでしょうか?
まとめます。
赤道付近は太陽光が直撃する影響により、地面や海面の水が温められ、水蒸気となり、上昇した水蒸気が上空で雲を形成し、雨を降らす。
緯度の違いとその影響
次に緯度が与える環境の違いについて解説していきたいと思います。
緯度が与える環境への影響は大きく分けると2つポイントがあると思っています。
それが『赤道から近いか遠いか』と『地球の北側なのか南側なのか』という観点です。
それぞれ見ていきましょう!
赤道から近いか遠いか
まず赤道が緯度の基準という大前提を思い出してください。
赤道付近は前章でも説明したとおり、暑いという環境的特徴がありました。
そしてそれは見方を変えると、『赤道から遠く離れた場所はあまり太陽光が当たらず寒い』と言うことができるのです。よくよく考えれば、あたりまえですよね。
北極や南極が寒いのは太陽の光が当たりづらいから!
環境の特徴を知るときはまず太陽の位置を確認する癖をつけましょう!
上の図を見てもらうとわかるように夏の北極は1日中ずっと太陽の光が届く状態にあると思います。
これにより北極付近の夏は太陽が沈まない現象が起きます、
これを『白夜』と言います。
そして同じ時期の南極をご覧ください。
逆に全くと言っていいほど太陽の光が当たらず、太陽が登らない現象が起きます。
これを『極夜』と言います。
このように太陽の光が当たるか、当たらないかは環境面で大きな影響を与えるのです。覚えておきましょう!
地球の北側なのか南側なのか
次の観点は地球の北側なのか、南側なのかといった観点になります。
まず大前提ですが、地球の北側というのが、赤道よりも北側の地域を指し、この地域を北半球と言います。
そして赤道よりも南側の地域を南半球と言います。
それでは北半球と南半球ではどう環境が異なるのかという話ですが、
一言でいうと、季節が反対になります。
なぜ季節が逆になるのか、みなさん分かりますか?
それでは先ほどの図を再度見てみてください。
北半球の方がたくさん太陽の光が当たっている(赤丸で囲った部分)のがお分かりいただけますでしょうか?
先ほども言いましたが、たくさん太陽の光が当たるということはその分、暑いということなのです。
ではこの時期の南半球の様子はどうでしょうか?
北半球に比べると太陽の光が当たっていない(青丸で囲った部分)ように見えると思います。
太陽の光が当たっていないので必然的に寒くなります。
よって北半球が暑いとき、南半球は寒いということがわかったかと思います。
この変化は地球が傾きながら回っていることが関係します。
もし地球が傾いていなかったら北も南も同時に太陽光が当たっているはずですからね。
まとめ
① 緯度と経度は地球の座標を決める住所のようなもの
② 赤道は太陽が直撃する位置を辿ったもので緯度の基準となる線
③ 太陽が当たるところは暖かく、太陽が当たらないところは寒い
④ 北半球と南半球は反対の季節になる
今日は地球の基礎知識についてまとめてみました。
しっかりと復習してみてください。
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
それではまた!
自己紹介 好奇心旺盛な社会科教師